■タイトル

思うことから、すべては始まる 植木宣隆 のぶたか

目安時間 5分

思うことから、すべては始まる(植木宣隆・著/サンマーク出版)

本づくりは「わかりやすさ」こそ真理

「盛りだくさん」 「マイナスなタイトル」は売れない

タイトルは「夜明け前」にやってくる ずっと考える

 

「何が言いたい本なのか」。

 

「わかりやすさこそ真理」っていう項目。

 

植木さんが「一流の人は、難しいことを優しく伝える。二流の人は、難しいことを難しく伝える。三流の人は、優しいことを難しく伝える」。本作りで大切なのは、難しいことをいかに優しく伝えることができるか。

 

大学の先生が著者の時の原稿ってやっぱり難しいことが多いじゃないですか。

寺崎:大学の先生は、言い方悪いけど、あんまり上手じゃないですよね。

 

森上:編集者が読者との間に入って、どうわかりやすく伝えていくか。そういったことがまず1つの考え方としてあるなとか。

「何が言いたいのか」という項目に関してはやっぱりワンメッセージっていうのがどれだけ大事か。

例えば、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』、さおだけ屋のことだけを言っているわけじゃなくてとか。その一点突破の大切さ。

 

「盛りだくさん」「マイナスなタイトル」は売れない

傍線が一箇所引けるだけでいい」っていうね。いわゆるワンメッセージ。

 

盛りだくさんの本は売れないね。あと、タイトル会議とか、タイトルを決める時の参考になるなと思ったのは、僕もずっと心がていたことなんですけど、サンマークさんのベストセラーで、『体温を上げると健康になる』っていうご本がありますよね。70万部ぐらい売れた本ですけど。

 

そのタイトル案に『体温が低いと病気になる』という案があったらしいんですよ。つまり、ネガティブなタイトル。で、最終的には『体温を上げると健康になる』、ポジティブな方のタイトルにしたんだけど、これって、基本的に読者はマイナスのタイトルは手に取らないとか。 一見すごくあおっているようでいいじゃない。『体温が低いと病気になる』って言われて、「何何?」って、読者は手に取ってくれそうだなと思うんだけど、でも逆にプラスの方向で『体温を上げると健康になる』っていうタイトルで、本がプラスである方が人は手に取りやすいのかなとか。

 

これは、ABテストが出来ないから、何とも言えないんだけどね。渡部:そうですね。寺崎:今の話は、「プラスのベクトルで考えろ」

寺崎:「マイナスのタイトルの本は売れない」ってはっきり書いてあるね★森上:そう。これは僕も賛同する。あっても著者さんに申し訳なくて言えない感じですよね(笑)。タイトルは「夜明け前」にやってくる
寺崎:今のところ、2か所ぐらい、全く同じところに付箋を立てていて、「夜明け前にタイトル案はやってくるよ」。

とにかく潜在意識下で考えている状態をずっと維持するというのが大事ですよ」ってことが書いてあって、エピソードでちょっと面白いのが、これはサンマークさんの話じゃなくて、韓国の出版社の話なんだけど、翻訳書で、「You are excellent」、つまり「あなたは素晴らしい」という意味の原題なんだけど、これが韓国で全く違うタイトルで出したんだけど、全然売れなかったんですって。

で、そこの社長さんが諦めずに、その本を思い切って絶版にして、「くじらもおだてりゃ踊り出す」っていうとんでもないタイトルを考え出したと。これが韓国で、ミリオンセラーになったらしい。

 

タイトルで変わるっていうところで言うと、うちも体感  『怒らない技術』っていう本は、元本のタイトル  『雨がふってもよろこぼう!』ですね。

 

大ヒットする書籍に共通する5つの要素  森上:『雨がふってもよろこぼう!』を新書にした際に『怒らない技術』に変えて、今65万部いったっていうのもありますからね。それに対する答え合わせはできていますよね。

 

「病院のお見舞いに持って行ける本か」という、テーマのものがあるんですが。植木さんは大ヒットする書籍に共通する5つの要素として、
1つ目、驚きを生むタイトルになっている。

2つ目、心と体の癒し、健康に関わっている。

3つ目、それを読むことによって読者自身が変われる。

4つ目、田舎でも売れる本になっている。

5つ目、女性に応援してもらえる本である。